発達性協調運動障害(DCD)とは?
1. ひとことで言うと?
発達性協調運動障害(DCD)は、極端に不器用さが目立つ発達の特性です。 本人のやる気や運動神経の問題ではなく、脳から身体への指令が、うまく伝わっていない状態と言えます。
例えるなら… 性能の良い車(体)に乗っているのに、カーナビ(脳の指令)がバグを起こしていたり、ハンドル(神経伝達)の効きが悪かったりして、思った通りに運転できない状態です。
発達性協調運動障害(DCD)とは?
発達性協調運動障害(DCD)は、極端に不器用さが目立つ発達の特性です。 本人のやる気や運動神経の問題ではなく、脳から身体への指令が、うまく伝わっていない状態と言えます。
例えるなら… 性能の良い車(体)に乗っているのに、カーナビ(脳の指令)がバグを起こしていたり、ハンドル(神経伝達)の効きが悪かったりして、思った通りに運転できない状態です。
「練習不足」と誤解されやすいですが、生活の様々な場面で困難さが現れます。
粗大運動(全身の動き)
走る姿がぎこちない(手足がバラバラ、ドタバタ走る)
何もないところでよく転ぶ、物にぶつかる
縄跳び、ボール遊び、自転車が極端に苦手
姿勢を保っていられず、すぐにグニャッとなる
微細運動(手先の動き)
お箸、スプーン、ハサミがうまく使えない
ボタン留め、靴紐結びができない
文字を書くのが苦手(筆圧が弱すぎる、または強すぎる、枠からはみ出す)
消しゴムを使うと紙がぐしゃっとなる
私たちが体を動かすとき、脳はすごいスピードで情報処理をしています。
見る・感じる(入力): 目で物との距離を測ったり、自分の体の傾きや手足の位置などを感じています。
計画する(処理): 実際に運動を行うときには「どのくらいの強さで、どのタイミングで手を出すか」を脳が計算しています。
動かす(出力): 筋肉に指令を出し、計画された運動を行います。
DCDの子どもは、この「①入力 → ②処理 → ③出力」のサイクルのどこかで、通信エラーのようなズレが生じています。そのため、本人は一生懸命やっているのに、結果として動作が遅れたり、力加減が調節できなかったりします。
最も心配なのは、身体の問題そのものではなく、心への影響です。
「また失敗した」「自分はダメだ」という自己肯定感の低下を招きます。
うまくできない経験が積み重なる(失敗体験)ことで、積極的に体を使う運動や遊びに参加したがらなくなります。
その結果、運動機会の喪失を引き起こし、さらなる感覚や運動の処理能力の低下を引き起こす可能性があります。
集団生活での孤立につながる可能性があります。
だからこそ、「できないことを叱る」のではなく、「その子に合った体の動かし方のコツ」を見つけることが大切です。
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【料金】
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